国際線アップグレード
「アップグレードの方法と注意点」・「ビジネスクラス・ファーストクラスって、どんな感じ?」
について、このページで説明しています。
アップグレードの方法と注意点
JALの座席クラスは、3段階あります。
エコノミークラス(Y) → ビジネスクラス(C) → ファーストクラス(F)
短距離や小型機の運用路線は、ファーストクラスが設定されていない路線もあります。
この、座席シートクラスをアップグレードすることが可能なのです。
国内線のアップグレードというものはありません。
国内線のビジネスのような「クラスJ」には、1,000円払えばアップグレード可能です。
最近では、JALもANAも国内線でファーストクラスを導入し始めましたが、アップグレードの対象にはなっていません。
アップグレードできる路線
JAL(日本航空)・JAA(日本アジア航空)・JALウェイズ の3社の路線でアップグレードできます。
コードシェア(共同運行)便には、使用できません。
アップグレードできるチケットの種類
どんなチケットでもアップグレードできると言うわけではありません。
ある程度しっかりしたチケット(値段の高いチケット)でないとアップグレードできないのです。
つまり、HISで買った格安チケットのエコノミークラスをビジネスクラスにアップすることはできないということです。
チケットのクラス欄に「J/C/D/Y/B/H/K/L」と印字されているものです。
アップグレードできるエコノミークラスのチケット(購入価格帯)
エコノミークラス普通運賃・JALエコノミーセイバープラス運賃・IATA PEX運賃・JALエコノミーセイバー運賃など
悟空・Web悟空
アップグレードできるビジネスクラスのチケット(購入価格帯)
エグゼクティブクラス普通運賃・JALビジネスセイバー運賃など
アップグレードに必要なマイル数
ゾーン制で計算されます。 詳しくは、JALグループ国際線アップグレートマイル交換早見表へ。
代表的な路線の必要マイル表をまとめておきます。
ファーストクラスがない路線もあります。
エコノミー(Y)から2段階のマイルを払ってファースト(F)にアップグレードすることはできません。
目的地 | エコノミー(Y) ⇒ ビジネス(C) |
ビジネス(C) ⇒ ファースト(F) |
---|---|---|
ソウル・プサン |
20,000 |
- |
中国各地・台湾・香港・マニラ・グアム |
20,000 |
40,000 |
KL・シンガポール・バンコク・デリー・バリ |
35,000 |
60,000 |
オーストラリア・ニュージーランド・ ハワイ・ モスクワ |
40,000 |
50,000 |
北米 |
50,000 |
80,000 |
ヨーロッパ |
55,000 |
85,000 |
サンパウロ |
70,000 |
100,000 |
利用制限期間(無料航空券で飛行機に乗れない時期)
ハイシーズンのピーク時は、マイル交換での無料チケットは使えなくなっています。
「ゴールデンウィーク・お盆・正月」付近は、制限期間になっているので注意しましょう。
ビジネスクラス・ファーストクラスって、どんな感じ?
エコノミークラスとビジネスクラス・ファーストクラスの違いとは、どんなものでしょう?
大きな違いは、位置・シート・食事 ぐらいでしょうか。
ココが違う 位置
位置は、飛行機の前の部分ですね。
ファーストが1番前で、その後ろにビジネスクラスの座席になります。
2階席のあるジャンボジェット機では、ビジネスクラスの一部が2階席になっているケースが多いです。
ドアに近いため、乗るときは飛行機内を歩く必要もなく、降りる際は素早くゲートに迎えます。
また、トイレ・洗面所もエコノミークラスとは別になっているため、トイレ待ちもほとんどあり得ません。
トイレの中はエコノミーと同じです。
ココが違う シート
ビジネスクラスは、エコノミークラスの倍程度の幅のシートが用意されています。
手を載せる台(手すり?)や足を置く台も大きく、前後の幅も大きく取られているので、窮屈さを感じません。
また、シートリクライニングの角度も大きく、眠りも快適です。
手すり下から引っ張り出すタイプのテレビも付いています。
ファーストクラスは、更にシートが大きくリラックスできます。
また、長距離のジャンボのシートはフルフラットまで倒すことができるので、
完全に身体を横にして眠ることができます。
私が価値を1番感じるのは、このシートの違いです。
ただ、小さい飛行機(3列+3列)の場合、ファーストクラスはなく、
ビジネスクラスのシートもちょっと大きいか、エコノミーと同じ椅子で隣に人が座らないだけ、というのもあります。
ココが違う 食事・サービス
エコノミークラスの食事は配給弁当のようですが、
ビジネス・ファーストクラスの食事はレストランに近い感があります。
まず、機内に乗って座った瞬間にウェルカムドリンクとしてシャンパンを出してくれます。
私はお酒が好きなので、グイっと飲み干します。
食事のときも、ビール・ワイン・ウイスキーとなんでも出してくれます。
もちろん、お代わり自由です。というより、どんどんどんどん注いでくれます。
私も負けずにグイグイ飲みます。
食事は前菜とメインとデザートと別に出てきます。
ナプキンとフォーク・スプーンがちゃんと用意されます。
お皿も陶器です。(レストランなら当たり前ですが、エコノミーと比べると差がありすぎですね)
前菜(1皿目)を食べ終えると、皿を引いてくれて、次にメイン(2皿目)を持ってきてくれます。
最後は、コーヒーとデザートです。
料理の味もエコノミーとは全然違います。
食事のないときも、
「何か飲み物をお持ちしましょうか?」
とアテンダントが気を利かせてくれます。
そういうときには、ウィスキーやワインを貰います。
ガンガン飲んで頭がふらついてくると、そのまま寝ます。
起きると次の食事が出てきます。
また、お酒を勧めてきます。
こんな感じですぐに目的地に着いてしまうのです。
クルーは知っている
ビジネスクラスやファーストクラスになると、
クルー(アテンダント・スチュワーデス)には、
座席別に名前・勤め先(分かっていれば)・航空券の種類(チケットの料金)などの情報が与えられます。
つまり、ビジネスクラスに座っていても
正規のビジネス料金を払っている人・安いビジネス料金を払っている人・
マイルでアップグレードした人・オーバーブックで流れてきた人...というように違いは知っているのです。
ですから、あまり恥ずかしい真似はしないようにしましょう。